2005年05月01日

のだめカンタービレ 9

のだめカンタービレ (9) (講談社コミックスキス (488巻))のだめカンタービレ (9) (講談社コミックスキス (488巻))
二ノ宮 知子

講談社 2004-06-11
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巻数も二桁に達しようかというところで、ようやく本当の意味でののだめカンタービレになってきましたね。今まで気ままに音楽を楽しんできた主人公、真剣に向かい合った結果はいかなるものでしょうか?
今までの経験は天から与えられた才能でも埋まらないものであって、コンクールの本線にはぶっつけ本番で臨む事になります。だけど千秋様も見守る中、魅せるはオーケストラのような音。まだ1曲残っているのにもかかわらず、会場は誰が1位なのか確信していました。そして始まるペトルーシュカ。途中で音は止まり、まるでその音であったのようの即興をするのだめ、その才能には驚かされる。といっても、ここはあくまでもコンクール、最後は1位なしって結果で終了。ゆーとクン乙、なんか噛ませ犬にもなりませんでした。
初めてのコンクール、ずっと音楽と向かい合ってきたのだめをヨーロッパへと誘う千秋様。だけど本心は縛る事、今まで出会ってきた先生たちと変わらない言葉にのだめは反発し、とうとうキレる。楽しいとかって事を考えずにいい演奏をしても結果がでせなかったからといって、そういう言葉はないんじゃないかなって昔は思ったけど、今はあの涙の意味がわかる気もします。楽しめなきゃやってられない子どものような感覚、大人としては失格なのかもしれない感覚、やばいなw

そして迎えるは新年、千秋率いるR☆Sコンサート。オーディションによって新たなるメンバーを加えて、さらなる飛翔をし続ける。音大を卒業しながらも、プロの門が狭すぎるために力を持て余している人が沢山いる。そんなか彼等にチャンスを与えるなんて、素晴らしい事ですね。
私も教員の資格を持っていますが、そこも同じように門が狭い世界。同じ資格を取った人は何人も知っていますが、実際に教員になった人は皆無、悲しいけどコネが効く世界ですから。だから、こんなオーケストラのような話、世界は違えど実現しないかなって思います。
 
千秋は無事にオーケストラに区切りを付け、ヨーロッパへ向かう事になりますが、年末いらい姿を消したのだめの存在が気がかりに。あの「オレ様」を振った究極のヒロインの後を追い、一路九州まで。そこで見たものはのだめ菌の温床、変態を生み育てた変わった家族。
のだめパパから聞かされる、幼き日々のトラウマ。前巻で書かれていた闇の部分が、より鮮明になっていく。自分も幼少時に辛い思いをしてきたのにもかかわらず、愛する人を癒した膝枕。いまもピアノを弾いている事、音楽が好きだって事はふたりとも変わらない。この日本の枠内で収まらない、世界へ羽ばたいていくのだめ王国、いま侵略が始まるとき!

ぎゃぽ〜 → Gyapoo

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posted by maki at 23:19 | 埼玉 ☁ | コメント(0) | トラックバック(2) | kiss | 投票
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